スプレッドとは? 手数料を抑えるための必須知識!
30 Sep 2018

スプレッドとは? 手数料を抑えるための必須知識!


FXを始めたばかりの方にとって、もっとも重要となる用語の1つに「スプレッド」があります。
このスプレッドをしっかり理解しているのと、していないのとでは今後取引を始める上で差が出てきます。
FXで稼げるようになるためにも、この機会に学んでおきましょう。

ここでは初心者の方に知って頂きたいことを、わかりやすくまとめてみたのでぜひ参考にてして下さい。

1.FXのスプレッドとは?

スプレッドとはの画像

英語で【spread】とは「広がる、幅」と言った意味ですが、FXでのスプレッドは「買値と売値の差額」のことをいいます。

【Bid(ビッド): 売値】112.723        【Ask(アスク):買値】112.726

例えば上記の「米ドル/円」の取引でいうと、買値の112.75と売値の112.72の差0.003円=0.3銭がスプレッドという事になります。
ちなみに、Bidとは売値のことをいい、Askは買値のことを意味します。

一般的にFX取引では手数料が無料なのですが、このスプレッドが代わりにFXでの取引コストになっているのです。
スプレッドのレートは、FX会社により異なっています。 それはスプレッドがFX会社の実質的な利益になる部分なので、各社設定する数値が異なるのです。
また通貨ペアによっても、スプレッドは異なります

そしてスプレッドは、買いと売りの両レートに上乗せされ、往復分支払う必要があります。
上記の例ですと往復で0.6銭のスプレッドを支払うことになります。

このスプレッドで大きな差となることがあります。
スプレッドが小さい方が、コストを低く抑える事が出来ます。

FXではスプレッドが小さいことを「狭い」といい、大きいことを「広い」といいます。

外貨貯金にも存在するスプレッド

スプレッドはFX以外でも、為替取引である外貨貯金でも導入されています。
銀行で外貨貯金をする場合、 日本円から外貨に両替するレートをTTS(Telegraphic Transfer Selling Rate) といいます。
逆に持っている外貨から日本円へ両替するレートをTTB( Telegraphic Transfer Buying Rate) といいます。
これが、FXでいう「 Bid(売値)」と「Ask(買値)」のことで、FXと同じようにその差額がスプレッドとなります。
銀行によりレートが異なるのも、FX会社と一緒ですね。

ただFXと、外貨貯金でのスプレッドのレートには大きな差があります。
FXでスプレッドが一番狭い会社だと0.3銭くらいですが、外貨貯金ではTTSにプラス1円、TTBにマイナス1円で設定しているところが多いのです。往復分の取引で2円もかかってしまいます。
それはなんとFXの200倍にもあたります!
このスプレッドの安さがFXの魅力のひとつなんですね。

スプレッドの単位「pips」と「銭」

スプレッドの単位の画像

先程スプレッドの説明で、0.003円=0.3銭と例をあげました。
銭は円の100分の1の単位で、スプレッドの単位にも使われます。
しかし、銭が使われるのは日本円を介した場合のみで、それ以外の取引にはpips(ピップス)が使われます。
pipsも通貨の最小単位の100分の1を意味します。
日本円の最小単位は1円で、その100分の1が1pipsとなるので【1銭=1pips】ということになります。

それでは、日本円以外の通貨の考え方を見てみましょう。
例えば米ドルの場合だと、最小通貨はセントですね。
1セントの100分の1で【0.01セント=1pips】となります。
1ドル=100セントなので、【0.0001ドル=1pips】となるわけです。

例えば、ユーロ/ドルのスプレッドが0.5pipsだとすると
[0.005セント=0.00005ドル]となります。

日本円を介さない通貨は全て【0.0001(通貨単位)=1pips】と覚えておきましょう。

中には銭とpipsを両方使用すると分かりにくいため、単位をpipsのみに統一しているFX会社もあります。

FX会社によってスプレッドが違う

FX会社によってスプレッドが違うの画像

先ほどFX会社によって、スプレッドが違うことは説明しましたが、さらに詳しく解説したいと思います。

私たちがFXトレードをする際に、使われる為替レートというのはインターバンク市場での取引が基になっています。
インターバンク市場というのは、個人では参加できず、銀行間のみで行なわれている外国為替取引のことです。複数の銀行が同時に売買をしているので、レートも複数あるのです。

私たちが発注をすると、FX会社は提携している銀行(カバー先銀行)から一番有利なレートを選び注文を確定させています。
仕入れ先の銀行がFX会社によって違うから、スプレッドも異なるのですね。

またFX会社は、提携している銀行が多いほどトレーダーに有利なレートを提示でき、スプレッドが安定するのです。
逆に提携してる銀行が少ないFX会社ほど、予想のつかないスプレッドの広さになる可能性があります。

カバー先が多いと安心して取引できますね。 ですので、なるべく大手のFX会社を選ぶことをおススメします。

スプレッド幅で比較!

それではスプレッド幅の違いが、私たちの取引にどれだけの差が出るのか実際に例をあげて計算してみたいと思います。

米ドル/日本円において1万通貨の取引をする場合
【A社】スプレッド0.3銭 × 10,000通貨 = 30円
【B社】スプレッド2銭 × 10,000通貨 = 200円

こうして比較してみると、1万通貨あたりで170円の差がでています。
170円だけの差?と思われるかもしれませんが、これを10万通貨で1日10回取引をしたらどうなるでしょう?
【A社】スプレッド0.3銭×100,000通貨×10回=3,000円
【B社】スプレッド2銭×100,000通貨×10回=20,000円

1日あたりで17,000円もの差がでてしまいます。 
これを毎日続けたらすごい差額になりますよね。 
なので、FX取引においてスプレッドは大事だといわれるのです。
スプレッドの狭いFX会社を選びましょう。

スプレッドが変動する?

スプレッドは変動するの画像

ここでは、どうしてスプレッドの幅が変動するのか見てみましょう。
為替レートは様々な要因で変化しており、スプレッドも為替相場の状況によっても変わっています
為替はたくさん売買されていると価格が安定し、取引量が減ると価格は不安定になってしまいます。 
スプレッドも同様に為替の価格が安定していると狭くなりやすいのですが、反対に為替の価格が不安定になるとスプレッドも幅が広がりやすくなっています。

また、重要な経済指数の発表前は、為替取引が減ってしまうためスプレッドは広がりやすい傾向になっています。

それ以外にも、時間帯によってスプレッドが変わることがあります。
早朝は取引量が少ないためスプレッドが広がり、逆にロンドンやニューヨーク市場がオープンする夕方には取引量が多くなるため、スプレッドは狭くなりやすい傾向があります。

原則固定スプレッド

原則固定スプレッドの画像

これまで、スプレッドは変動するということを学んできましたが、FX会社は「原則固定」と呼んでいます。
原則固定スプレッドは、基本的には一定のスプレッド幅を採用していますが、「完全固定」ではないということです。

例えば、スプレッド0.3銭と狭い幅で設定されていたのに、いざ取引をしたら0.5銭まで広がっていたなんてことがあります。
特に重要な経済指標の発表後やそれ以外の理由で、スプレッドが広がることがあるからです。

「変動スプレッド」というのもありますが、ほとんどのFX会社は「原則固定」を採用しています。 
変動スプレッドは名前のとおり常に変動しているので、注文した瞬間に急にスプレッドが広がることがあります。
そして結局は、余分に手数料がかかってしまいます。

スプレッドのまとめ

いかがでしたでしょうか?
ここまで「スプレッド」について、知って頂きたいことを解説してきました。
再度、重要な点を挙げてみましょう。

・スプレッドとは「買値と売値の差額」のことで、実質的な手数料
・外貨貯金にもスプレッドが存在するが、FXの200倍!
・スプレッドはFX会社により異なる
・大手のFX会社の方がスプレッドが広がりにくい
・スプレッドが狭い会社を選べば、コストを低く抑えられる。

この記事が、あなたのFXトレードのお役に立てれば嬉しいです。