FXのpips(ピップス)とは?為替レートの最小単位を理解しよう!
02 Nov 2018

FXのpips(ピップス)とは?為替レートの最小単位を理解しよう!


今回は、FX特有の単位であるpips(ピップス)について解説したいと思います。
FXを始めたばかりの初心者の方は、「pipsって何?」と疑問に思われていませんか?
pipsはFXの基礎用語ですが、きちんと理解することで、損失や利益計算がしやすくなります。 FXで利益を上げるためには、資金管理が非常に重要です。

このコンテンツでは、pipsとは何か、計算方法から損失の目安を考えるというところまで詳しく説明していきたいと思います。

1. pips(ピップスとは)

pipsとはの画像

pips「ピップス」、「ピプス」と発音し、「今日は15pips儲けた」というように使います。
初心者の方はからずれば、「円」や「銭」を使われる方が分かりやすい気がしますよね。

FXは、異なる国と国の通貨を売買する取引で、円やドル、ユーロなどさまざまな通貨単位が使われています。しかし、さまざまな通貨単位が使われていたら、非常にややこしくなります。 
そのため、全通貨共通の単位としてpipsが使われています。pipsはそれぞれの通貨の、最小通貨単位の100分の1です。

それでは、詳しくどこの値がpipsを指すのか見ていきましょう。

ドル円・クロス円の場合pips

まず日本円がからむの場合で見てみましょう。
最小通貨単位は1円なので、【1pips = 0.01円】となります。
0.01円は1銭なので【1pips = 1銭】ですね。

以下の画像をご覧ください。

ドル円のpipsの図

ドル円での場合ですが、売値の113.67円の小数点第2位がpipsになるので、「6」の数字が1pipsです。そして、買値の113.183の小数点第3位である「3」が0.1pipsとなります。

上記は小数点第3位まで表示されていますが、FX会社によって小数点以下何桁まで表示するか異なります。
ドル円とクロス円(米ドル以外と日本円の通貨ペア)の場合、pipsは小数点第2位で【1pips = 0.01円】と覚えておきましょう。 

以下に日本円がからむ場合の、代表的な通貨ペアを表にまとめてみました。

通貨ペア1pips
米ドル/円0.01円
ユーロ/円0.01円
英ポンド/円0.01円
豪ドル/円0.01円

ドルストレートの場合のpips

続いては、ドルストレートといって米ドルと他の通貨とのペアの場合を見ていきましょう。
pipsは最小通貨単位の100分の1でしたね。 ドルの最小通貨単位はセントなので【1pips = 0.01セント】です。 
1ドル = 100セントなので、【1pips = 0.0001ドル】です。

以下の画像はユーロドルの場合です。

ユーロドルのpipsの図

売値の1.13430米ドルの小数点第4位である「3」の数字が1pipsです。 そして、売値の1.13447米ドルの小さく書かれている、小数点第5位の「7」が0.1pipsとなります。
ドルストレートの場合は【1pips = 0.0001米ドル】と覚えておきましょう。

代表的な通貨ペアを以下にまとめてみました。

通貨ペア1pips
ユーロ/米ドル0.0001米ドル
英ポンド/米ドル0.0001米ドル
豪ドル/米ドル0.0001米ドル
NZドル/米ドル0.0001米ドル

トレード結果を比較する共通の単位pips

pipsは、FXトレードの結果(パフォーマンス)を比較する場合にも用いられます。

例えば、ドル円で1000万円の取引をしているAさんと、100万円の取引をしているBさんがいます。 
2人とも1万円の利益を出したとすると、Aさんは0.1%、Bさんは1%の利回り(資金に対する収益の割合)です。
Bさんの方が効率よく利益を出したことになりますね。 同じ1万円の利益でも運用資金によって意味合いが違ってきます。

この例ををpipsで表すと以下のようになります。

運用資金利益pips(利益)
1,000万円1万円10pips
100万円1万円100pips

このようにpipsは、トレード成績の比較がしやすいので共通の単位として使われています。

2. pipsの利益計算

pips利益計算の画像

それでは、実際にpipsを使って利益の計算をしてみましょう。
以下のチャートは米ドル円(USD/JPY)のものです。

ドル円pips利益計算n

例えば、112.130円で1万通貨を買って、112.955円で売ったとします。
112.955円 – 112.130円 = 0.825円 
0.825円 = 82.5pipsなので、これを以下の計算式で考えます。

【 取引数量 × 獲得pips幅 = 利益 】

10,000通貨 × 82.5pips (0.825円) = 8,250円

ということになります。
このように、pips幅から簡単にいくら利益が出たのか計算することができます。

pipsと損益の関係性

pipsでの利益計算方法など解説してきましたが、FX初心者の方に分かりやすいようにドル円の場合のpipsと損益の関係性を以下の表にまとめてみました。

通貨量1pips10pips100pips
1通貨0.01円 = 1銭0.1円 = 10銭1円
100通貨1円10円100円
1000通貨10円100円1,000円
1万通貨100円1,000円10,000円
10万通貨1,000円10,000円100,000円

すべて覚えようと思うと大変なので、1万通貨の取引を覚えておけば、10倍したり10分の1にしたり、計算できます。

 ドルストレートの損益計算方法

円がからまないドルストレートの場合、損益額を日本円に計算する必要があります。

以下のチャートはユーロ米ドルのものです。

ユーロドルpips利益計算n

1.14475ドルの時に1万通貨買って、1.15135ドルの時に売ったとします。
1.15135米ドル – 1.14475米ドル = 0.0066米ドル
0.0066米ドル = 66pips
66pipsって日本円の利益だったらいくら?って思いますよね?
通常の利益計算に「ドル円」のレートをかけなければいけません。

もし、この時のドル円のレートが113.15円だったとします。

1万通貨 × 66pips × 113.15 = 7,467.9円

【 取引数量 × 獲得pips幅 × その時のドル円のレート = ドルストレートの利益】

このようにドルストレートの取引でも、ドル円相場次第で損益金額が変わってきます
円がからまないトレードの場合でも、ドル円のレートを必ず見ておきましょう。

初心者の方は、まずは日本円に計算しなくてよいクロス円、ドル円のトレードから始めることをおすすめします。

3. pipsで資金管理を考える

pipsで資金管理の図

損失を決める目安として、円よりpipsを用いる方が分かりやすいので、トレーダーはpipsで決めています。

例えば、10万円の資金で1万通貨の取引をしたとします。
もしも、100pips損失が出たとします。この場合の100pipsは10,000円です。
100pipsくらいなら仕方ないって思いますか?

損失は資金に対する割合で考えます。 資金が10万円が1万円減るということは、10%の損失ということになります。 
一般的には、許容損失額というのは資金に対して1~2%が良いとされています。
この場合10万円の資金で1万通貨の取引なので、資金の1~2%は1,000円~2,000円で10pips~20pipsということになります。 
10~20pipsの損失が出た時点が、損切するタイミングということになります。

ただ、資金の1~2%といっても、資金の量によって意味合いが異なってきます
資金10万円でトレードをする人もいれば、1000万円の資金でトレードする人もいます。
その為、状況に合わせて損切ラインを決めましょう、 

4. pipsのまとめ

pipsまとめ画像

今回のポイントを再度、見直してみましょう、

・pipsは全通貨共通の単位
・円が絡む場合【1pips = 0.01円 = 1銭】
・ドルストレートの場合 【1pips = 0.0001ドル】
・トレード成績にpipsを使うと比較しやすい
・損失を決めるのもpipsを基準にすると分かりやすい
・pointという単位もある

pipsはかなり頻繁に出てくる単位です、
ここで学んだことを、しっかり覚えていれば難しくはありません。
pipsを正しく理解し、勝てるトレーダーを目指しましょう。