FX初心者必読! ロスカットを回避するためには
06 Oct 2018

FX初心者必読! ロスカットを回避するためには

これからFXを始めようと思っている方に、資金管理で最も重要となるロスカットについてお話をしたいと思います。
FXで成功するには、自分自身でしっかりとリスク管理をする必要があります。
このコンテンツではロスカットの基本的なことから、なぜトロスカットを防ぐ必要があるのか、という理由まで具体的に説明していきますね。

1.ロスカットとは?

ロスカットの仕組み画像

ロスカットとはFX取引中に、一定額以上の損失が出てしまった場合に、強制的に執行される決済システムのことです。

ロスカットされると、これまで保有していたポジションが全て決済されます。
ポジションとは現在取引中の状態のことをいいます。
つまり、「買い」取引を行なっていたら全て売られてしまい、逆も同様というこです。

FXでは外貨貯金と違って、少ない資金に(証拠金といいます)レバレッジというものをかけて、証拠金よりも大きな取引ができます。
そのため、マイナスが発生する可能性があります。

多くのトレーダーから悪いイメージを持たれがちなロスカットですが、実はトレーダーが資金以上の損失を出さないよう資金を守ってくれる大切な仕組みです。

しかし、ロスカットが発生する時は、すでに損失がでているということなのでこのロスカットをいかに回避するかが大切になってきます。

ロスカットの具体例

それでは、ロスカットがどうすれば発生するのか具体的に例を挙げてみていきましょう。

例えば1ドル100円の時に、FX口座に12万円を預け入れたとします。
そのうち取引に必要な5万円(必要証拠金)を使用し1万ドルの取引をすると(レバレッジ20倍)、余剰金が7万円となります。
ロスカットは余剰金がなくなる時点で発生します。

この場合は余剰金の7万円が、どれくらいの値動きでなくなるのか計算すればいくらの価格でロスカットになるか分かります。

FXロスカット具体例図

ドル/円で1万ドルの取引なので、1円相場が動くと1万円損益になります。
ということは、7円値下がりし1ドル93円になったとすれば、7万円の損失で余剰金が0になりこの時点でロスカットになってしまいます。 (ロスカット基準を100%にしている場合)

どのくらいレートが動けばロスカットになるか、具体的な数字を把握しておきましょう。

証拠金維持率

証拠金維持率画像

証拠金維持率とは証拠金の残高が必要証拠金の何パーセントあるか示したもので、この証拠金維持率にによってロスカットが発生するタイミングが決まっています。
その基準はFX会社によって異なります。

証拠金維持率には計算式があり、その方法は以下になります。

【有効証拠金(証拠金から損益を加減算)÷必要証拠金×100=証拠金維持率】

例えば口座に証拠金8万円を入れ、1ドル=100円の時にレバレッジ25倍で1万ドルのポジションを持つとします。 必要証拠金は4万円になります。

有効証拠金8万円 ÷ 必要証拠金4万円 × 100= 200%

この場合の証拠金維持率は200%です。
その後、相場が1ドル=96円まで下がったとすると、含み損は4万円となります。

有効証拠金(8万円ー含み損4万円)÷必要証拠金4万円×100=100%

FXロスカット証拠金維持率図

証拠金維持率は100%となり、証拠金維持率100%を基準にしているFX会社だと、ロスカットが発生します。
しかし、コンピューターで自動的に執行するため、急激な為替の変動で間に合わない場合もあり、証拠金がなくなるだけでなく借金になってしまう可能性もあります。

FX会社により異なるロスカットライン

ロスカット基準画像

ロスカットが発生するタイミングはFX会社により異なります。
最も多い基準は100%50%です。

FX会社ロスカットライン
GMOクリック証券証拠金維持率が50%以下になった場合
DMM FX証拠金維持率が50%以下になった場合
外為オンライン2つのコースがあり、必要証拠金の100%または20%を下回った場合
YJFX!証拠金維持率が50%を下回った場合
外為ジャパン証拠金維持率が60%以下となった段階
SBI FXトレード証拠金維持率が50%を下回った場合
ヒロセ通商証拠金維持率(有効比率)が100%を下回った場合
JFX証拠金維持率(有効比率)が100%を下回った瞬間
マネックス証券初回設定では証拠金維持率が50%以下になっているが、30%、40%、
50%、60%、70%100%に変更可能(レバレッジにより異なる)
*情報取得日:2018年10月3日


例えばロスカット水準が20%だと、ロスカットになりにくいから良いと思うかもしれませんが、その分リスクが高くなります。
ロスカットされた時には、ロスカット基準100%よりも手元に残る証拠金は少なくなってしまいます。

FX口座を開設する際は、各FX会社のロスカット基準も必ず確認しましょう。
証拠金維持率の計算は難しそうに思うかもしれませんが、各社取引ツールで確認できるようになっています。
取引を行なっている際にリアルタイムで自動計算してくれます。

追証とは?

追証金の画像

追証(おいしょう)とは追加証拠金のことで、含み損が発生して必要証拠金が不足した場合に、追加で入れる証拠金のことです。

追証がかかると、とても短い期間(翌営業日終了何時間前など)が設定され、それまでに追証を入れる必要があります。
FXは小額の資金にレバレッジという仕組みを使って、証拠金の何倍もの取引が行えます。
そのため、常に取引金額の4%の証拠金を口座に入れておかなければいけません
ということは、証拠金維持率を100%以上に維持しておく必要があります。

もし、証拠金維持率が100%を切って追証が発生した場合には、それを知らせるマージンコールがあります。 

その場合
・追証を入金してポジションをキープする
・ポジションの一部を決済し、証拠金維持率を回復させる
もしくは
・ロスカットをして、取引を決済する
必要があります。

急いで資金を借りたりして追証用意しなければいけないため、追証=借金というイメージがあるかもしれません。
追証は借金ではありませんが、十分に資金に余裕を持ってFX取引をする必要があります。

ロスカットを回避するために

ロスカット回避画像

ロスカットになるということは、資金管理が甘いということです。
FXで長く利益を上げ続けていくには、ロスカットが起こらない水準で余裕をもってトレードを進めていく必要があります。

FX初心者の方がロスカットを回避するために、いくつかポイントを紹介しますね。

損切をする!

ロスカットは説明したとおり、先ずマージンコールが来てから執行されます。
マージンコールもロスカット同様、FX会社により設定がことなりますが、証拠金100%を切ると警告がきます。
その時点で、自ら損切をすれば大きな損失を防ぐことができます。

もしくは、何%の損失がでたら損切りするとラインを決めておき、大きな損失になる前に、損失を確定しましょう。

トレードルールを作り、守る!

「早く利益を出したい」と考える人ほど、ルールを守れずロスカットに遭いやすい傾向があります。
自分の資金を守りながらFXトレードをする上で、明確なトレードルールを持つことが、非常に大切です。
どれだけ損失が出たら損切りするとラインを決め、それをトレードルールとしましょう

損失がでていても、「また戻るだろう」と期待を持つ気持ちは分かりますが、それが、さらに損失を出すことになりかねません。
感情に流されずルールをしっかりと守ることが、FXで成功するためにはとても重要です。

証拠金を増やす

ロスカットは証拠金の割合で発生するので、マージンコールが来た時点で追証を入れ、証拠金を増やせば確かにロスカットは回避できます。
しかしこの方法では、現時点でロスカットを防げたとしても相場が好転するかは分かりません。
またこの増資を繰り返していると、理性を失いギャンブルのような感覚に陥る可能性もあります。

ロスカットを回避するために増資するのではなく、ロスカットが発生しにくいトレードスタイルで取引しましょう。
そのためには、余裕のある資金運用を心掛けましょう。

ロスカット回避 まとめ

今回はリスク管理の要「ロスカット」について解説しました。

・ロスカットは強制的に執行される決済のこと

・証拠金維持率でロスカットが発生するタイミングが決められる

・ロスカットラインはFX会社により異なる

●ロスカット回避するためには  

 ・損切をしっかりする  

 ・トレードルールを明確にし、守る  

 ・証拠金を増やす


ロスカットを理解し、その知識があればロスカットを防げます。
資金に余裕を持ったトレードをし、FXで勝ち組になりましょう。