FXのデメリットとは?5つのデメリットを把握し不要な損失を回避しよう

2019.01.12

これからFXを始めてみたいと思っている方も、ネット上で「FXは少額で儲けることができる」、「初心者でも稼げる」なんてメリットばかり書かれていると、本当かなと疑ってしまいますよね。

確かにFXには魅力的な仕組みがあり、少額でも大きな利益を生むことができます。
しかし、FXは投資であるのでもちろんデメリットもあります。
そのデメリットをしっかりと理解することで、損失を防ぐことができます
この記事では、FXにおける5つのデメリットについて解説し、それを回避するための対策について述べています。

最後まで読んで頂ければ、FXのリスクを把握していただけ、事前にそれを防げるようになります
それでは順番に見ていきましょう。

1. FXのメリットであるレバレッジの落とし穴

FXレバレッジがデメリットに画像

レバレッジとは少額の資金でも、大きな金額の取引ができる仕組みです。
このレバレッジの仕組みはFX最大の魅力の1つですが、使い方次第でデメリットになってしまいます。

1.1 レバレッジは使い方次第でデメリットに

実際にレバレッジの仕組みでどれくらい大きな金額のトレードができるかというと、現在国内では資金の1~25倍までレバレッジが使用可能です。

例えば、10万円をFX口座に入れたとします。
1ドル=100だとすると、レバレッジなしの取引では1,000ドル分になります。 この場合1円分相場が動くと、1,000円分の損益です。
もし、レバレッジ10倍を使い100万円分のトレードをしたとします。 レートが1ドル=101円になった場合は、資金10万円で1万円の利益を出したことになります。
このようにレバレッジを使うことができるのが、FX最大のメリットですね。 

しかし予想と外れ相場が反対方向へ動いた場合は、大きな損失となることがあります

例えば、50,000円の資金をFX口座にいれ1万ドル分の取引をする場合、レバレッジ25倍を使うことになります。この場合、実際に必要な資金は40,000円なので、口座に入れたほとんどの資金(証拠金)が取引に使われたことになります。
ここで、1円相場が動くとロスカット水準に達する可能性があります。
ロスカットとはまだ決済をしていないときに、一定以上の損失(含み損)がでた場合に自動的に強制カットするシステムのことです。

詳しく知りたい方は以下のリンクをご覧下さい

FXロスカットの画像

ロスカットとは?仕組と計算方法を理解し強制決済を回避しよう! ロスカットとは、FX取引中に一定額以上の損失が出てしまった場合に、強制的に執行される決済システムのことです。この記事では初心者のためにロスカットの仕組み・計算方法とその回避策について解説しています。しっかりとリスクを理解し、回避することが負けないFXへの第一歩です。


ロスカット基準は、FX会社によって異なります。

FX初心者の方は「少額からでも取引可能」という言葉につられて、高レバレッジを使った取引であっという間にロスカットされ、大きな損失を出してしまいます。
これが初心者の9割は負けるといわれている実状です。

次はロスカットを防ぐためには、どうすればよいか解説していきます。

1.2 ルールを決めた運用を心がけよう

ロスカットは突然執行されるのではなく、まず「マージンコール」という警告が来ます。
マージンコールもFX会社によって設定が異なります。

このマージンコールが来た時点で、自ら損切りをすればロスカットを回避することができます。
損切りとは含み損がでているときに、自ら決済し損失額を抑えるというテクニックです。
もしくは、あらかじめ何%の損失がでたら損切りをすると決めておけば、大きな損失を防ぐことができます。

このように自ら明確な損切りルールを決め守ることが、FXで成功するには非常に大事になってきます。
含み損がでているときに「まだ戻るだろう」と、期待を持つ気持ちは分かりますがそれが、さらに損失を出すことになりかねません。

感情に流されず、自ら決めた損切りルールを守りましょう。

資金量と注文のバランスに注意する

また、レバレッジで大事なことは資金量と注文のバランスです。
ロスカットはFX会社により異なりますが、余剰金(口座内で取引には使用されていない資金のこと)がなくなる時点で発生します。 

余剰金に余裕がたくさんあれば、ロスカットは発生しません。 
取引する際は、必要証拠金(実際に取引に使用する資金)の2倍以上の資金を用意することをお勧めします。

限度いっぱいで取引していると、何かあったときに対応できなくなってしまいます。
FXトレードをする際は、資金に余裕を持って無理のない取引を心がけましょう

2. 24時間トレードに潜むメリット・デメリット

fx24時間トレードの画像

FXの取引時間は、株取引のように時間が決まっているわけではありません。

FXは平日24時間、相場が動いているのでトレードをすることが可能です。
会社員、主婦や学生の方たちは、日中時間をとるのが難しいと思います。仕事や家事、学業の後に夜~早朝の動きを予想してトレードを行うことも出来るということです。
そういった忙しい方たちに、取り組みやすい仕組みになっているのがFXのメリットの1つになんですね。

また、24時間体制でサポートをしているFX会社もあります。

しかし、1日中取引きが出来るということは、寝ている間に「大きな損失がでていた」、「ロスカットされていた」ということが起こり得るデメリットがあります。
FXは平日24時間、世界のどこかでトレードされています。 各国時差があるため日本の夜の時間に、ヨーロッパ市場やアメリカ市場で相場が大きく動くのも珍しくありません。

そのため、夜起きている間は何も問題がなかったのに、朝起きたら大きな損失が出ているという可能性があります。

2.1 寝ている間のリスクを回避する方法

夜の間などチャートが見れないときに、大損するリスクを回避する方法はきちんとあります。
それは損切りです。でも、寝ている間にどうやって損切りするの?って疑問に思いますよね。

FXではいくつかの注文方法があります。 ずっとチャートを見ていなくても、事前に価格を指定して注文し、その価格になれば取引してくれる便利な注文方法があります。

その中でも「逆指値注文」は、予め損切りしたいレートを指定しておけば相場がもし不利な方向へ動いたときに、そのレートで決済されます。
それ以上の損失が出ないように、抑えることができる注文方法です。

この逆指値注文を活用し、リスク管理をしっかりしましょう。

3. FX会社の倒産という信用リスク

FX会社倒産のリスク画像

これからFXを始めたいけど、もしFX会社が倒産したらどうなるのだろうと不安に思っている方のために、信用リスクについて説明しますね。

現在、日本国内では「信託保全」という仕組みが義務付けられています。 
そのため、たとえFX会社が破綻してしまった場合でも、預けている資金は全額きちんと返還されます

FXをする際、私たちはFX口座に資金を入金することでトレードを開始できます。 
FX会社は提携先の金融機関(銀行)に、顧客から預かっている資金の管理を委託しています。 
そして、FX会社が預かっている資金と、FX会社の資産とは分けて管理するように法律で決められています。

そのため万が一FX会社が倒産しても、顧客の資産が差し押さえられることはありません
以前、実際にFX会社が破綻した例があったため、2010年より信託保全が義務化されているのです。

しかし、実際にFX会社が倒産した場合に、資金が戻ってくるまで時間がかかることが予想されるので、複数のFX会社で口座を作り資金を分散させましょう。

3.1 海外のFX会社の場合

ただし、信託保全の義務化は日本のFX会社に関してです。

海外FX業者は、とてつもない高いレバレッジがかけられたり、追証がないことで注目されています。
中には、最大レバレッジ3,000倍なんて海外FX業者もあります。

しかし海外のFX業者は、金融庁の手が届かないところで取引することになります。
そのため、もしFX会社が倒産したとしても、資金が返金されないリスクがあります。これは投資家にとってかなりの痛手です。

また、何か問題が起こっても、全て個人で対応する必要があります。 
その他にも資金を持ち逃げされたり、出金を拒否されたりということもあります。

安心して取引をするためにも、国内のFX会社を選びましょう

4. 流動性リスクに見えるデメリット

fx流動性リスクの画像

FXにおける流動性とは、どれくらい通貨が交換しやすいかを指したものです。
FXはパソコンだったりタブレット、スマートフォンで取引をするので、ついつい忘れてしまいがちなのですが、FXにおいても買い手と売り手がそろってはじめて、取引が成立します。

流動性リスクとは、例えば自分が売りたいときに、買いたい人がいないために取引が成立しないというリスクのことです。

例えばみさなさんに馴染みがある米ドルや日本円は、主要国通貨といわれ流通量が多い通貨になります。世界でその価値が認められ、常に世界中で取引されているので取引する相手がいないなんてことは起こりません。 

一方で、あまり聞いたことがないような新興国の通貨は、マイナー通貨といわれ流動性が低い通貨です。 

例えば、高金利通貨として知られている、トルコリラや南アフリカランドです。
取引できる相手が限定されており、取引がなかなか成立しないというリスクが生じることがあります。

また、新興国通貨での通貨ペアでトレードする場合、相場が突発的な変動をしやすくスプレッドも広がりやすいというデメリットもあります。

4.1 流動性リスクの対処方法

こういったリスクを防ぐためにも、特に初心者の方は流動性の低い通貨ペアを避け、主要国通貨のペアを選ぶようにしましょう。 

もしもリスクを理解された上で、スワップ運用で新興国通貨のペアを選ぶ場合は、新規注文と同時に逆指値注文を入れて、細心の注意を払い、大きな損失にならないように防ぎましょう。

5. 便利な電子取引システムに潜む落とし穴

fxシステム障害のリスク画像

FXのリスクとして、他にも起こり得るのがシステム障害です。
システム障害によってサーバーがダウンした場合、取引が出来なくなってしまいます。システム障害は、FX会社の対策により年々減ってきてはいますが、どんなに大手の会社でも起こる可能性があります。

相場に急激な変動がある場合に、FX会社に取引注文が殺到します。
特に経済指標の発表直後など、注文が殺到したときにFX会社のサーバーが対応できずにシステム障害が起こってしまいます。

そのシステムエラーによって利益が出ているのに、利益確定が出来なかったり、損切りができずに損失が大きく膨らんでしまうこともあるので注意が必要です。 
なぜなら、FX会社はその間の利益も損失も補償してくれないからです。

こういったリスクを防ぐためにも、複数のFX会社で口座を開きましょう
システム障害を無くすことはできませんが、A社で取引ができなくてもB社で取引ができればリスクを減らすことができます。
例えば、A社で買いのポジション1万通貨を持ったとしたら、B社では反対の売りの1万通貨でポジションを持てば、万が一の備えになります。

5.1 電子端末によるエラー

またFX会社ではなく、こちらのインターネット環境やパソコンのトラブルでエラーが起こることもあります。

現在は、タブレットやスマートフォンでの取引メニューが充実してきています。
パソコンがトラブルで使えなくても、タブレットスマートフォンでも取引が出来れば問題ありません。 

メインの取引環境はパソコンでも、日ごろからタブレットやスマートフォンで取引が出来るようにしておきましょう。

6. まとめ

fxデメリットまとめ画像

FXのデメリットのおさらいです。

【FXのメリットであるレバレッジの落とし穴】
・FXのメリットであるレバレッジを大きく使うと、ロスカットされやすい
・損切りルールを決め、自ら損切りをしロスカットを回避しよう
・資金と注文量のバランスがレバレッジで大事で、資金に余裕を持ったトレードを心がけよう

【24時間トレードに潜むメリット・デメリット】
・FXは平日24時間トレードできるメリットがあるが、寝ている間に大きな損失がでるデメリットがある
・逆指値注文で、夜の間などチャートが見られないときに大きな損失が出るのを抑えよう

【FX会社の倒産という信用リスク】
・日本のFX会社は信託保全が義務付けられているため、破綻したとしても資金が全額返金される
・海外のFX会社は信託保全が義務化されていないので、倒産したとしても資金が返金されないリスクがある

【流動性リスクに見えるデメリット】
・FXにおいても流通量が少ない通貨は、売り手や買い手がいないために取引が成立しないことがある。
・流動性の少ない新興国通貨ペアを避けることで、流動性リスクを避けよう

【便利な電子取引システムに潜む落とし穴】
・FX会社のシステム障害で取引できなくなるリスクを減らすため、複数のFX会社で口座を開こう
・電子端末エラーで取引が出来ないのを防ぐため、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも取引できるようにしよう

FX取引にはリスク管理が非常に大事になってきます。
今回紹介したデメリットを回避できるようになり、負けないトレードをしましょう

この記事のライター

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FX比較ナビ BY WX 事務局

FX比較ナビ BY WX の事務局が執筆しています。FX初心者への価値提供をモットーとして、トレーダーから提供されたノウハウと各FX会社の最新情報収集により、できる限り根拠を持った情報を読者へ届けるべく記事を執筆しております。

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