【FXチャートパターン10選】代表パターンのエントリーから利食いまでを解説!

2019.03.19

FX取引では、チャートパターンの意味や役割を理解しその活用方法を身につければ、トレードを非常に有利に進めることができます。

有効なチャートパターンを知っていれば、以降の相場展開を予測できる可能性が大いに高くなり、FXトレードのエントリーや利食いの場面で迅速・的確な対応を講じることができるからです。

今回は、数あるチャートパターンの中から、代表的なものを10通り選び出し、その意味や役割を説明するとともに、実戦におけるチャートパターンを活用したエントリーから利食いまでを紹介いたします。

1. チャートのでき方

FXチャートのでき方の画像

はじめに、FXチャートのでき方について考えてみましょう。

1.1 チャートは連続するN字である

FXの相場は、一見ランダムに推移するように見えますが、単純化していくと一定の規則性を持っていることがわかります。

下図は、FXのチャート画面ですが、そのままの状態では、どのように規則的に動いているのかがわかりませんよね。


fxチャートパターンの図


しかし、相場の高値・安値を大雑把に捉えて、ラインで結んでみるとどうでしょうか。
それが下の図になります。


fxチャートパターンの図2


このように加工すると、かなり見やすくなったのではないでしょうか。
そして、あることに気がつくはずです。

①相場は、一直線に上がったり下がったりはしない。かならず、上下動を伴いながら推移している。
②相場の動きを単純化していくと、何かに似ている。そう、Nの字。

FX相場の動きを単純化して分解していくと、行きつくところはNの字です。

1.2 常にN字を意識してチャートを見る

N字は、左右の縦棒が相場の上昇部分、中央の斜め線が相場の下降部分とみることができます。

したがって、この中央の斜め線よりも、左右の縦棒の方が長ければ、上昇相場になるはずです。(長ければというのは、少し正確ではありませんね。いくら長くても角度が寝ていれば、価格はあまり上昇しませんから。ここは、物事を単純化して考えるということで、ご容赦ください。)

何を申し上げたいかというと、FXチャートを見る時は常にN字を意識するようにすれば、相場の状況を素早く大雑把に把握できるようになります、ということなのです。

MT4(メタトレーダー4)のインジケーターに「ZigZag(ジグザグ)」というものがありますが、下図のように簡単にN字を表してくれますので、活用してください。


fxチャートパターン図3


今回ここで紹介するチャートパターンも、すべてこのN字が組み合わさってできています。
また、もっと大きく、相場の波動もN字が組み合わさったものです。

これから、いろいろなチャートパターンを説明しますが、チャートをN字の視点から単純化して見るようにしてください。

2. トレンド継続型のチャートパターンを活用する

fxトレンド継続型の活用の画像

チャートパターンは、トレンド継続型、トレンド転換型、その他に分けることができますが、まずトレンド継続型のチャートパターンの活用方法からみていきましょう。

2.1 3角持ち合い

三角持ち合いは、上昇または下降相場の途中で現れ、トレンドが調整に入り値動きの幅が次第に狭くなっていくもので、三角形の形をしています。


fx三角持ち合い図1

上昇3角形型とは

上昇三角形型は、上昇トレンドの途中で現れやすく、やがて上昇トレンド方向にブレイクしやすいチャートパターンです。


fx三角持ち合い図2

下降3角形型とは

下降三角形型は、下降トレンドの途中で現れやすく、やがて下降トレンド方向にブレイクしやすいチャートパターンです。


fx三角持ち合い図4

対象三角形型とは

対象三角形型は、上昇、下降トレンドの途中、またはレンジ相場でも現れます。上値を切り下げているレジスタンスラインと下値を切り上げているサポートラインに囲まれた三角形のチャートパターンです。

この対象三角形型は、どちらにブレイクするか判別が難しいといえます。


fx三角持ち合い図6

三角持ち合いのエントリーポイント・利益確定・損切り

三角持ち合いのエントリーは、上昇三角形型または下降三角形型で行います


fx三角持ち合い図9


【エントリーポイント】
相場が三角持ち合いを抜けてブレイクするポイント(緑〇の地点)

【利益確定】
N計算値(2度目の上昇幅は1度目の上昇幅と同程度)から、三角持ち合いに入る直前の上昇幅A~C(緑ラインの長さ)と同程度の値幅B~Dが相場の上昇目安となるため、Dラインの手前

【損切り】
買いでエントリーする場合の損切ラインは、直近安値の少し下(赤ライン)


詳しくは、【三角持ち合い(三角保ち合い)とは?】FXのチャートを学ぼう!を参照してください。

FX三角持ち合いの画像

【三角持ち合い(三角保ち合い)とは?】FXのチャートを学ぼう! FXで、三角持ち合い(三角保ち合い)のチャートパターンは3種類ありますが、その形から相場展開を予測できるものです。 三角持ち合い(三角保ち合い)を使うトレードは、相場の大局観を踏まえトレンドに沿った方向で行えば、勝てる確率が非常に高まります。

2.2 フラッグ

フラッグは、長方形または平行四辺形の形をしたチャートパターンです。
フラッグは、上昇または下降トレンドの途中に現れます。相場の天井や底にはあまり出現しません。

上昇フラッグとは

上昇フラッグ」とは、上昇相場の途中に現れるフラッグをいいます。
フラッグの状態が終わると元の上昇トレンド方向にブレイクしていく確率が高いといえます。


FX上昇フラッグの図1

下降フラッグとは

下降フラッグ」とは、下降相場の途中に現れるフラッグをいいます。
フラッグの状態が終わると元の下降トレンド方向にブレイクしていく確率が高いといえます。


FX下降フラッグの図

フラッグのエントリー・利益確定・損切り


FXフラッグの損切りの図

【エントリーポイント】
(積極的型)相場が、フラッグの上限であるラインXを上に突き抜けたポイント(青〇地点)
(安全型)リターンムーブがラインXに跳ね返されたポイント(緑〇地点)
(注)リターンムーブ:相場がネックラインを抜けた後、しばしば引き返してくる現象

【利益確定】
ブレイク後にレジスタンスラインAで跳ね返される可能性があるため、レジスタンスラインの手前が第1候補(青ライン)。
N計算値(2度目の上昇幅は1度目の上昇幅と同程度)からは、最終的にフラッグが始まる直前に上昇した値幅(ラインZ~ラインAまで・茶ラインの長さ)と同程度が上昇の目安のため、緑ラインの手前が第2候補

【損切り】
一般的には、フラッグ下限ラインの少し下(赤ライン1)
状況に応じて、相場がフラッグのボックス内に戻ってきたポイント(オレンジライン2)


詳しくは、【フラッグとは?】上昇・下降フラッグの見極め方と実践を参照してください。

FXフラッグの画像

【フラッグとは?】上昇・下降フラッグの見極め方と実践 フラッグは、トレンドの途中に現れるチャートパターンで、ブレイク後の波にうまく乗ればかなりの利益が狙えるサインです。 ブレイクと見せかけて逆行するダマシも多いため、安全確実なトレードを心がけてうまく活用すれば、FXの勝率アップも夢ではありません。

2.3 逆ペナント・トレンド継続型

逆ペナント」は、ペナントと形が反対のチャートパターンです。
通常のペナントは、上値ラインと下値ラインの間が次第に収束していきますが、この逆ペナントは、上値ラインと下値ラインの間が次第に広くなっていきます。

その逆ペナントの中で、逆ペナントに入る前のトレンド方向にブレイクしていくものを「逆ペナント・トレンド継続型」といいます。


fx逆ペナントトレンド継続型の図

逆ペナント・トレンド継続型のエントリーポイント・利益確定・損切り

【エントリーポイント】
相場が、上値ラインまたは下値ラインをトレンド方向にブレイクしたポイント(青〇地点)が候補

【利益確定】
逆ペナントでは上昇・下降の目安を読むことが難しいため、相場の勢いが衰えたと感じたら利益確定

【損切り】
相場がブレイクしたとみせて、逆ペナント内部に戻り、サポートラインを割り込んだポイント(赤ライン)


詳しくは、【ペナント・ウェッジとは?】上昇ペナントとウェッジの違いを参照してください。

FXペナントとウェッジの画像

【ペナント・ウェッジとは?】上昇ペナントとウェッジの違い トレンド相場に現れたペナントは、最終的に元のトレンド方向にブレイクしやすい性質のため、トレードを大変有利に展開できる効果的なチャート・パターンです。 ウェッジはその形がペナントと似ていますが、特殊で難易度が高いため慎重に見極めた上で活用しましょう。

2.4 ウェッジ・トレンド継続型

ウェッジは、一見ペナントに似たチャートパターンです。

ただし、ペナントでは上値が切り下がり、下値が切り上がるという上下で逆の値動きなのに対し、ウェッジは上値・下値ともに切り上がるか、切り下がる形です。

ウェッジ・トレンド継続型

相場がウェッジに入る前のトレンド方向にブレイクしていくものを「ウェッジ・トレンド継続型」といいます(元のトレンドに戻る型)。


上昇ウェッジ・トレンド継続型の図
下降ウェッジ・トレンド継続型の図

ウェッジ・トレンド継続型のエントリーポイント・利益確定・損切り


fxウエッジ・トレンド継続型の損切りの図


【エントリーポイント】
相場が上値ラインまたは下値ラインをブレイクしたポイント(青〇地点)が候補

【利益確定】
ウェッジでは上昇・下降の目安を読むことが難しいため、相場の勢いが衰えたと感じたら利益確定

【損切り】
相場がブレイクしたとみせて、ウェッジ内部に戻ってきたポイント(赤ライン)

3. トレンド転換型のチャートパターンを活用する

fxトレンド転換型の活用の画像

次は、トレンド転換型のチャートパターンを活用する方法をみていきましょう。

 

3.1 ダブルトップ・ダブルボトム

ダブルトップとは

ダブルトップは、上昇相場に現れる2つの頭(頂上)を持つ山形のチャートパターンです(M字の形)。


fxダブルトップの図


ダブルトップは、上昇トレンドが下降トレンドに変わる相場の転換点に現れやすいパターンです。このため、相場が上昇トレンドから下降トレンドに転換していく可能性を予測できます。

ダブルボトムとは

ダブルボトムは、下降相場に現れる2つの底(谷)を持つ山形のチャートパターンです(ダブルトップを逆にした形・W字の形)。


fxダブルボトムの図


ダブルボトムは、下降トレンドが上昇トレンドに変わる相場の転換点に現れやすいパターンです。このため、相場が下降トレンドから上昇トレンドに転換していく可能性を予測できます。

なお、上図のように2つの頭や谷の高さ・深さがほぼ同じ「左右対称型」以外に、高さが異なるパターンもあります。

トリプルトップ・トリプルボトムとは

トリプルトップ(3点天井)とトリプルボトム(3点底)は、ダブルトップ・ダブルボトムの頭や底が3点になったものをいいますが、意味や働きは、ダブルトップ・ダブルボトムと同じです。


FXダブルトップルボトムの図9

ダブルトップ・ダブルボトムのエントリー・利益確定・損切り


FXダブルトップルボトムの図13


【エントリーポイント】
(積極的型)相場がネックラインを超えたポイント(赤〇地点)
(安全型)リターンムーブが跳ね返ったポイント(黄〇地点)

リターンムーブ:相場がネックラインを抜けた後、しばしば引き返してくる現象


【利益確定】
利益確定は、ダブルトップでは2番天井からネックラインまで(緑ラインの値幅)、ダブルボトムでは2番底からネックラインまでのpips幅と同程度を目安とします(利益確定ポイントは、青〇地点)。

【損切り】
一般的には、相場が、ダブルトップでは直近高値を超えたら、ダブルボトムでは直近安値を割り込んだポイント(赤ライン損切1)
状況に応じて、相場が、ダブルトップではネックラインを再び超えたポイント、ダブルボトムではネックラインを再び割り込んだポイント(赤ライン損切2)


詳しくは、【ダブルトップ・ダブルボトムとは?】トレンド転換の見方・実践方法を参照してください。

fxダブルトップダブルボトム画像

【ダブルトップ・ダブルボトムとは?】トレンド転換の見方・実践方法 FXで、ダブルトップ・ダブルボトムは相場の転換点に現れやすいチャートパターンで、トレンド転換の可能性を予測できるものです。 相場の大局観を踏まえた上で、ダブルトップ、ダブルボトムを適切に活用すれば、トレードを非常に有利に進めることができます。

3.2 ヘッドアンドショルダー

ヘッドアンドショルダー(ヘッドアンドショルダートップ・三尊)は、3つの頂上がある山の形をしたチャートパターンで、最も高い中央の頂が人間の頭、左右の少し低い部分が両肩になぞらえて、この名称がつけられています。

また、人の首にあたる箇所を結んだ線ネックラインと呼びます。


FXヘッドアンドショルダー図2


ヘッドアンドショルダーボトムは、ヘッドアンドショルダートップが逆になった形で、逆三尊とも呼ばれます。


FXヘッドアンドショルダー図6


ヘッドアンドショルダートップ、ヘッドアンドショルダーボトムは、上昇トレンドの天井、または下降トレンドの底に現れやすい特徴を持っています。

ヘッドアンドショルダーが現れると、上昇トレンドは天井を打ち、下降トレンドに転換する可能性が出てきます。逆に、下降トレンドは底を打ち、上昇トレンドに転換する可能性があります。

ヘッドアンドショルダーのエントリー・利益確定・損切り


FXヘッドアンドショルダー図11


【エントリーポイント】
(積極的型)相場がネックラインを超えたポイント(赤〇地点)
(安全型)リターンムーブが跳ね返ったポイント(黄〇地点)

【利益確定】
ヘッドラインとネックラインA~C間の値幅(緑ラインの長さ)と同程度の値幅が目安となります(利益確定は青〇ポイント)。

【損切り】
一般的には、相場が直近高値を超えたポイント(赤損切りライン)
なお、ヘッドアンドショルダーボトムの場合は、直近安値を割り込んだポイント
状況次第では、損切ラインまで待たずに、ラインB~C間で早めに損切り


詳しくは、【ヘッドアンドショルダーとは?】チャートの見方と実践方法!を参照してください。


fxヘッドアンドショルダー画像

【ヘッドアンドショルダーとは?】チャートの見方と実践方法! FXで、ヘッドアンドショルダーは上昇または下降トレンドの最終局面に現れ、相場転換の可能性を教えてくれるチャートパターンです。 あくまで可能性を示すものということを忘れずに、柔軟な思考で適切に活用すればトレードの頼もしい味方になるでしょう

3.3 ダイヤモンドフォーメーション・トレンド転換型

ダイヤモンドフォーメーションは、FXの相場に現れるダイヤモンド型(ひし形)の形をしたチャートパターンです。
ダイヤモンドフォーメーションは、大きく分けて「下降転換型」と「上昇転換型」に分かれます。

下降転換型


fxダイヤモンドフォーメーション図1

上昇転換型


fxダイヤモンドフォーメーション図3


ダイヤモンドフォーメーションは、相場の天井や底で現れやすく、トレンド転換の可能性を教えてくれるサインです。

上昇相場でダイヤモンドフォーメーションが出現したら、上昇から下降相場へと相場の転換点が近づいている可能性があり、逆に下降相場で現れたら上昇への転換が近いといえます。両方のパターンとも、その意味や働きは同じです。

ダイヤモンドフォーメーションが現れた場合でも、稀にトレンドが転換せず、今までの流れを継続するパターンがあるため、注意が必要です。

ダイヤモンドフォーメーションのエントリー・利益確定・損切り


fxダイヤモンドフォーメーション図7


【エントリーポイント】
(積極型)相場が、ダイヤモンドフォーメーションの下限ラインAを下に突き抜けたポイント(青〇地点)
(安全型)リターンムーブが跳ね返ったポイント(緑〇地点)
慣れるまでは、①(積極型)のエントリーポイントがおすすめ

【利益確定】
ダイヤモンドフォーメーションの最大縦幅(茶色ラインの長さ)と同程度が目安(青ラインXが利益確定ライン)

【損切り】
損切ラインは、直近高値の少し上(赤ラインY)
高値が更新され下降トレンドに転換する前提が崩れてしまうポイントが損切りポイントになります。


詳しくは、【ダイヤモンドフォーメーションとは?】トレンド反転のサインを見極めるを参照してください。

fxダイヤモンドフォーメーション

【ダイヤモンドフォーメーションとは?】トレンド反転のサインを見極める ダイヤモンドフォーメーションは相場の天井や底で現れやすく、トレンド転換を暗示してくれる重要なサインです。 初心者には難しいチャート・パターンですが、その動きを十分に見極めて活用すれば、FXトレードで効果的な武器となり勝利への道が開けるはずです。

4. ラインを活用する

fxラインの活用の画像

FXトレードでは、ラインを活用していくことが非常に重要です。
ここでは、代表的なラインの活用方法を紹介します。

4.1 サポートライン・レジスタンスライン

サポートラインは、相場の下値を支持する価格帯で下値支持線ともいいます。

レジスタンスラインは、相場の上値を押さえる価格帯で上値抵抗線ともいいます。


fxサポートラインの引き方の図

サポートライン・レジスタンスラインの役割とその活用

【サポートライン・レジスタンスラインの役割転換】
サポートライン・レジスタンスラインがブレイクされると、従来のサポートラインがレジスタンスラインに、また従来のレジスタンスラインがサポートラインに転換しやすくなります(サポレジ転換、またはロールリバーサル)。

【役割が転換した例】

fxレジスタンスラインが転換した図

ブレイク時のダマシにかからない方法

サポレジラインのブレイク時は大きなトレードチャンスになりますが、ブレイクにはダマシがつきものです。ブレイクしたと見せて相場が逆行してしまうと、損失を被ってしまうことも少なくありません。


fxレジスタンスラインだましの図


このブレイク時のダマシに引っ掛からないためには、ブレイクしたかどうかの見極めが非常に大切です。

ブレイクしたかどうかは、ブレイクしたローソク足の確定を待つことです。ラインを超えた位置でローソク足の実体(終値)が完成すれば、高い確率でブレイクは成功したと判断できます。


fxブレイクしたローソク足の図


また、サポートライン・レジスタンスラインは、短期足より長期足に引いたライン、また、回数多く跳ね返したラインの方が信頼性・重要度が高いことに注意が必要です。

サポートライン・レジスタンスラインを活用したエントリー・利益確定・損切り


fxレジスタンスラインブレイクの図2


【エントリーポイント】
(積極策)ローソク足実体の終値がラインを超えて確定したポイント(次のローソク足のスタート地点・エントリー①)
(安全策)ロールリバーサルを確認できたポイント(次のローソク足のスタート地点・エントリー②)

【利益確定】

fxサポートライン利確と損切りの図


・上昇トレンドが終了すると判断されるポイント(黄色ライン)

上の例では、買いエントリー後に、
・上昇トレンドライン①②③の角度が浅くなってきている
・高値の切り上げができなくなった

などから、上昇トレンドが終了すると判断できます。

その他にも、上昇トレンドが継続していても、上位の時間足(長い時間足)のサポレジラインがあれば、そのポイントも利益確定の候補となります。

利益確定ポイントの見極めは、複数の視点を絡めて総合的に考えることが重要です。

【損切り】
・相場が逆行してレジスタンスラインの下に戻ってしまったポイント
相場が逆行してレジスタンスラインの下に戻ってしまうと、エントリーの根拠が崩れてしまうため。


詳しくは、【サポートライン・レジスタンスラインとは?】相場を学ぶための第一歩を参照してください。

fxサポートラインの画像

【サポートライン・レジスタンスラインとは?】相場を学ぶための第一歩 サポートライン・レジスタンスラインは、相場に影響を与える節目として、多くのFXトレーダーが注目するポイントです。 FXのトレード技術を向上させるには、サポートライン・レジスタンスラインの役割を知り、その活用方法をマスターすることが大切です。

4.2 トレンドライン

トレンドラインは、FXの相場の状況をわかりやすくするために、チャート上に引く補助線です。
トレンドラインには、上昇トレンドライン下降トレンドラインの2種類があります。

【下降トレンドラインの例】

FXトレンドラインの図1

トレンドラインの役割

現在の相場の状況を把握する補助線としての役割

㋐トレンドの有無
右肩上がりのラインが引ければ上昇トレンド、右肩下がりのラインが引ければ下降トレンド、明確なラインが引けなければトレンドなしの状態と判断できます。

㋑トレンドの強さ
ラインの傾きが立っているほど強いトレンド、傾きが寝ていれば弱いトレンドと判断できます。

㋒トレンドの段階
トレンドラインの状態から、トレンドの段階(初期・中期・終期)が推測できます。

サポートライン(支持線)、レジスタンスライン(抵抗線)としての役割
トレンドラインは、サポートライン、またはレジスタンスラインとして機能します。

【ロールリバーサル(サポレジ転換)の例】

fxトレンドラインの図4

トレンドラインを活用したエントリー・利益確定・損切り

【エントリーポイント】
トレンド相場では、トレンドの方向に沿った売買を行うこと(トレンドフォロー・順張り)がFXの基本的な手法です。ただし、上昇トレンドでも、むやみにどの位置で買ってもよいわけではありません

トレンド相場でも、相場は一直線に上下することはありません。相場は、必ず「押し」や「戻り」などの調整を行いながら推移します。
この「押し」や「戻り」などの調整が始まるまで、エントリーはせずに待ちます。調整が入る前に買ってしまうと、調整が始まった時に含み損を抱えてしまう危険があるためです。

「押し」や「戻り」などの調整が終わり、相場が元のトレンド方向に戻るポイントでポジションを建てることが重要です(押し目買い・戻り売り)


上昇トレンドのエントリーポイントの図


エントリーポイントは、相場がトレンドラインに跳ね返され、再びトレンド方向に戻り始めたポイント(緑矢印)です。

トレンドラインはサポートライン(支持線)、またはレジスタンスライン(抵抗線)として機能するため、そこで跳ね返るのを利用するのです。
トレンド相場は終了・転換の兆しが現れるまで継続するため、エントリー後は、相場が少々上下してもポジションを持ち続けます

【利益確定】
・相場がトレンドラインを割り込んだポイント(青〇)
相場がトレンドラインを割り込んだら、トレンド消滅またはトレンド転換の可能性があるためです。

【損切り】
・相場が逆行してトレンドラインの下(上)に戻ってしまったポイント
相場が逆行してトレンドラインの下に戻ってしまうと、エントリーの根拠が崩れてしまうためです。


詳しくは、【トレンドラインとは?】ラインの引き方とエントリーへの活用法を参照してください。

FXトレンドラインの画像

【トレンドラインとは?】ラインの引き方とエントリーへの活用法 FXで勝つには、相場の方向に沿ったトレンドフォロー戦略が最も重要で、そこで威力を発揮するのがトレンドラインです。 トレンドフォローを売買戦略の基本に置きながら、トレンドラインを上手に活用していけば、FXで見違えるような成果が期待できるでしょう。

4.3 チャネルライン

チャネルラインは、トレンドラインとそれに平行に引いたラインの2本の線をいいます。平行に引いたラインをアウトラインといい、トレンドラインと同様に、相場の高値・安値を結んだものです。

チャネルが上昇するものを「チャネルアップ」、チャネルが下降するものを「チャネルダウン」と呼びます。

【チャネルアップの例】

fxチャネルラインとはの図1

チャネルラインの役割

トレンドの状態を教えてくれる役割
チャネルラインの傾きや長さによって、トレンドの有無や強さを教えてくれます。
チャネルラインの傾きが急な(角度が大きい)ほど、またその長さが長いほど、トレンドが強いと判断できます。
また、チャネルラインが継続するということは、同じ値幅の動きが続くことで、同じ強さのトレンドが続いていると判断できます。

相場の値幅を教えてくれる役割
チャネルの幅、すなわちトレンドラインとアウトラインの幅は一定です。

サポート・レジスタンスとしての役割
チャネルラインを構成するトレンドラインおよびアウトラインは、サポートライン(支持線)、またはレジスタンスライン(抵抗線)として機能します。

チャネルラインを活用したエントリー・利益確定・損切り

【エントリーポイント(相場がチャネルをブレイクする場合)】

fxチャネルラインの利益確定の図2


エントリーポイントは、相場がアウトラインを確実に上抜けしたことを確認できたポイント(青矢印)です。

その前に、相場はチャネル内でレジスタンスラインを上抜けしています。レジスタンスラインは上抜けされると、今度はサポートラインとして機能します(レジサポ転換)。 相場がそのサポートラインに支えられたのを確認できたので、下値支持は固いと判断できます。
そこで、相場がアウトラインを上抜けしたことを確認して「買い」エントリーを行います。トレンド方向へのブレイクで、上昇に弾みがつくと予想されます。

このように、複数のラインを用いてエントリーの根拠を固めることが重要です。

【利益確定】
・チャネル幅と同じ値幅分上昇したポイント
チャネルブレイクの場合は、ブレイク地点からチャネル幅と同じ値幅分の値動きが見込めるためです(黄ラインの長さ)。

【損切り】
・チャネルブレイクしたと見せて、チャネル内に戻ってしまったポイント(赤ライン)


詳しくは、【チャネルラインとは?】引き方のコツとトレードでの実践方法を参照してください。

fxチャネルラインの利益確定の図2

【チャネルラインとは?】引き方のコツとトレードでの実践方法 チャネルラインはトレンド相場で活用できるとともに、他のラインと組み合わせることにより、相場がチャネルをブレイクした場合にも使えるツールです。 チャネルラインの意味、その引き方や活用方法をマスターすれば、FXトレードの視野が大きく広がります。

5. まとめ

fxチャートパターンのまとめ画像

FXで代表的なチャートパターンを10通り選んで紹介してきました。

FXのチャートパターンは今回取り上げたパターン以外にもありますが、そこに共通する考え方というものを身につけることができれば、今回紹介した以外の様々な場面で効果的な対応を図ることができるはずです。

これを契機に、主なチャートパターンを自分なりに整理し、実戦で有効に活用していただけるよう願っています。

この記事のライター

三原怜の写真

三原怜

私は、以前地方自治体に勤めていましたが、退職してFXトレーダーに転向しました。トレード歴は、通算で約10年間になります。 トレーダーになった動機は、相場が人間心理の凝縮された生き物のように思え、その神秘的なベールを、テクニカル分析などの手法で読み解いていく面白さを知ったからです。 みなさんも自分なりの角度から、ぜひ相場に挑戦してみてください。